小学生の思考力を鍛えるには?家庭でできる方法と伸ばし方のコツを解説

「これからの時代は、思考力が大切」── そう聞いて、わが子のために何かしてあげたいけれど、何をどうしたらいいのだろう?と感じている方は多いのではないでしょうか。
実際に、2020年度から全面実施されている新学習指導要領では、知識の暗記だけでなく「自分で考え、判断し、表現する力」が重視されています。中学受験でも、初見の問題に対して仮説を立てて解く力が問われる出題が増えてきました。
こうした傾向は中学受験に限った話ではありません。公立中学校の定期テストや高校入試、大学入学共通テストでも、「知識を使って考える力」を問う出題は年々増えています。つまり、どのような進路を選ぶお子さんにとっても、思考力はこれからの学びの土台となる力です。
とはいえ、「思考力を鍛えましょう」と言われても、具体的に何をすればいいのかがわかりにくいのも事実です。ドリルを買えばいいのか、声掛けを変えればいいのか、習い事に通わせるべきなのか ── 選択肢が多いだけに、迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、まず「思考力」を3つの具体的な力に分解して整理したうえで、家庭で今日からできるトレーニング方法と、より専門的に鍛えたい場合の選択肢をご紹介します。お子さんの「考える力」を伸ばすための第一歩として、ぜひ参考にしてみてください。
目次
小学生の思考力を鍛えるために、まず知っておきたい3つの力

「思考力を鍛えたい」と思っても、「思考力」という言葉はあまりに広く、何をどう伸ばせばいいのかが見えにくいものです。実は、小学生に求められる思考力は大きく3つの力に分解できます。この3つを知っておくだけで、普段の声掛けや遊び、習い事を選ぶときの基準がぐっと明確になります。
論理的思考力「筋道を立てて考える力」
「AだからB、BだからC」というように、順序立てて物事を考える力が論理的思考力です。算数の文章題を解くとき、国語で文章の要点を読み取るとき、さらには友達と意見が分かれて自分の考えを説明するときなど、教科を問わず、日常のあらゆる場面でこの力が必要になります。
論理的思考力が育っている子は、「なんとなく」ではなく「こう考えたからこうした」と自分の判断に理由をつけることができます。これは学習面だけでなく、将来の仕事や人間関係においても大きな強みになる力です。
空間認識力「頭の中でイメージする力」
空間認識力とは、ものの形や位置関係、動きなどを頭の中でイメージできる力のことです。例えば、「この箱を開いたらどんな形になる?」「この積み木を反対側から見たらどう見える?」といった問いに対して、実物を動かさなくても頭の中で答えを思い浮かべられる力です。
算数の図形問題に直結するのはもちろんですが、地図を読む、スポーツでボールの軌道を予測する、工作で完成形を想像しながら手を動かすなど、実生活でも頻繁に使われる力です。
空間認識力は特に幼児期〜低学年のうちが最も伸びやすいとされており、この時期にパズルや積み木、ブロックなどで「手を動かしながら考える」体験を積むことが、後の学力にも大きく影響します。
試行錯誤力とは、「こうかもしれない」と仮説を立てて試し、うまくいかなければ別の方法を考えてやり直す、この繰り返しを粘り強く続けられる力です。
近年の中学入試や大学入学共通テストでは、知識を覚えているだけでは解けない「初見の問題」が増えています。こうした問題に対応するには、解き方を知っているかどうかではなく、その場で仮説を立てて検証する力が不可欠です。
試行錯誤力が育っている子は、「わからない」に出会ったときにすぐ諦めるのではなく、「じゃあこうしてみたらどうだろう?」と自分から次の一手を考えることができます。この「できない状態に耐えて考え続ける粘り強さ」は、受験に限らず、将来どんな課題に向き合うときにも支えになる力です。
3つの力の関係について補足
論理的思考力・空間認識力・試行錯誤力の3つの力は、それぞれ独立しているわけではありません。
例えば、算数の図形問題を解くときには、形を頭の中でイメージし(空間認識力)、「この補助線を引いたらどうなるか」と仮説を立て(試行錯誤力)、筋道を立てて答えにたどりつく(論理的思考力)、このように3つの力が連動して働いています。
だからこそ、どれか1つだけを鍛えるのではなく、3つをバランスよく伸ばしていくことが大切です。
小学生の思考力が伸びにくい3つの原因と鍛え方のヒント

思考力を伸ばす方法を知ることと同じくらい大切なのが、「伸びにくくしている原因」に気づくことです。実は、日常のちょっとした環境や関わり方が、お子さんの「自分で考える機会」を知らず知らずのうちに奪ってしまっていることがあります。
ここでは、多くの家庭に共通しやすい3つの原因と、それぞれの鍛え方のヒントをセットでご紹介します。
子どもが「わからない」と言ったとき、つい答えを教えてあげたくなるのは自然なことです。しかし、「わからない → 聞く → 教えてもらう → 覚える」というサイクルが当たり前になると、子どもは自分で考える前に答えを求める癖がつきやすくなります。
本来、「わからない」は思考力が伸びる最大のチャンスです。答えにたどりつくまでの時間こそが、論理的思考力や試行錯誤力を育てる時間となります。
【鍛え方のヒント】
子どもに聞かれたとき、すぐに答えを返す代わりに「どこまではわかった?」「どうすればわかりそう?」と問いかけてみてください。答えそのものではなく、考える道筋に目を向ける声掛けに変えるだけで、「自分で考えてみよう」というスイッチが入りやすくなります。
「間違えること」を怖がっていないか
間違えたときに叱られたり、否定されたりする経験が積み重なると、子どもは「失敗しないように正解だけを選ぼう」とするようになります。一見慎重に見えますが、これは思考力の成長にとっては大きなブレーキです。
前の章で触れた「試行錯誤力」は、間違えることを前提とした力です。仮説を立てて試し、うまくいかなければやり直す ── このプロセスは、「間違えても大丈夫」という安心感がなければ成り立ちません。
【鍛え方のヒント】
お子さんが間違えたときは、結果ではなく過程に注目してみてください。「そう考えたんだね」「その考え方はおもしろいね」と受け止めるだけで、子どもは「考えること自体は悪くないんだ」と感じ、次もチャレンジしてみようという気持ちが生まれます。
デジタル漬けで「考える余白」が減っていないか
スマートフォンやタブレットに囲まれた日常では、子どもが「受け取るだけ」の時間が驚くほど長くなっています。動画は見たいシーンまでスキップでき、ゲームは気に入らなければすぐにやめられる。「求める答えはすぐに手に入るのが当たり前」という感覚になってしまいやすくなります。
その結果、自分の頭で「なぜだろう?」「どうすればいいだろう?」と考える余白が削られ、困ったことがあると条件反射的に「ママ、どうしたらいい?」と、考えるプロセスを飛ばして一足飛びに正解を求めたり、試しに「どうしたらいいと思う?」と問い返してみても、返ってくるのは反射的な「わかんない」の一言 ── こうした場面に覚えがある方は少なくないのではないでしょうか。
これはデジタルコンテンツそのものが悪いわけではありません。ただ、「すぐに答えが出ること」「最短距離で正解にたどり着くこと」こそが最善だと子ども自身が無意識に感じてしまうと、思考力の成長にとって大きなブレーキになります。
【鍛え方のヒント】
1日15〜30分でいいので、画面から離れて「すぐには答えが出ないもの」に触れる時間を意識的につくってみてください。パズル、ボードゲーム、工作、料理の手伝いなど、手を動かしながら試行錯誤する体験が、「考える余白」を取り戻す第一歩になります。
家庭で今日からできる思考力トレーニング5選

思考力を伸ばしにくくしている原因がわかったところで、次は「じゃあ、具体的に何をすればいいのか」です。
特別な教材や高額な習い事がなくても、家庭の中には思考力を鍛えるチャンスがたくさんあります。
ここでは、今日からすぐに始められる5つの方法を紹介します。どれも日常生活の延長でできるものばかりなので、お子さんの興味や性格に合いそうなものから気軽に試してみてください。
「なぜ?」「どう思う?」を日常会話に取り入れる
最もシンプルで、最も効果的な方法です。子どもが何かを話してきたときに、「そうなんだ」で終わらせず、「なぜだと思う?」「あなたはどう思った?」と一言添えるだけで、思考のスイッチが入ります。
例えば、「今日の給食、カレーだったよ」と言われたら、「おいしかった?」だけでなく「クラスで一番人気のメニューって何だろうね?」と広げてみる。テレビのニュースを一緒に見ているときに「どうしてこうなったんだろうね」とつぶやいてみる。こうした何気ないやり取りの積み重ねが、子どもの中に「自分で理由を考えてみる」という習慣を育てていきます。
大切なのは、正解を求めないことです。「それは違うよ」と訂正するのではなく、「なるほど、そう考えたんだね」と受け止めること。自分の考えを言葉にする経験そのものが、論理的思考力のトレーニングになっています。
ボードゲーム・パズルで「考える楽しさ」を体験させる
思考力は「楽しい」と感じているときに最もよく伸びます。将棋、オセロ、ルービックキューブ、数理パズルなど、頭を使う遊びは思考力をきたえられる要素がぎゅっと詰まっています。
ボードゲームでは、「相手はこう動くかもしれないから、自分はこうしよう」と先を読む力が鍛えられます。これは論理的思考力と試行錯誤力の実践そのものです。
パズルでは、「この形をこう回転させたらどうなるか」と頭の中でイメージする力 ── つまり空間認識力が自然に育ちます。
何より、勝ち負けやクリアの達成感が「もっと考えたい」というモチベーションを引き出してくれるのが、遊びならではの強みです。最初はお子さんが興味を持ちそうなものを一つ選んで、親子で一緒に取り組んでみてください。「勉強」として与えるのではなく、「一緒にやってみない?」という誘い方が長続きのコツです。
料理・買い物・お手伝いで「段取り力」を鍛える
料理や買い物は、実は高度な思考力トレーニングです。「週末の夕飯のメニューを考えてみて」とお願いするだけで、子どもの頭の中ではこんなプロセスが動き出します。
何をつくるか決める → 必要な材料を洗い出す → 冷蔵庫にあるものと比べる → 足りないものを買い物リストにする ── これはゴールから逆算して手順を組み立てる「段取り力」であり、論理的思考力の実践そのものです。
買い物に一緒に行けば、「トマトが3種類あるけど、どれにする?」と比較して判断する場面もつくれます。値段、産地、量を見比べて「こっちのほうがお得だと思う」と自分なりの基準で選ぶ経験は、情報を整理して結論を出す力を育てます。お手伝いは毎日の生活の中にあるからこそ、無理なく続けられるトレーニングです。
読書+「感想を話し合う」時間をつくる
読書そのものにも思考力を伸ばす効果はありますが、さらに効果が高まるのは「読んだ後に話し合う」ことです。
「この主人公、なんでこうしたんだと思う?」「自分だったらどうする?」──こうした問いかけをすることで、子どもは物語の内容をただ受け取るのではなく、登場人物の気持ちや行動の理由を自分の頭で考えるようになります。これは情報を解釈し、自分の意見をつくる力のトレーニングです。
難しい本を選ぶ必要はありません。お子さんが好きなジャンルの本で十分です。大切なのは、読んで終わりにせず「どう思った?」と対話する時間を少しだけ設けること。親子の会話のきっかけにもなるので、一石二鳥の方法です。
答えが1つではない問題に触れさせる
学校のテストには、基本的に正解が1つ用意されています。しかし、実社会で直面する課題の多くは、答えが1つとは限りません。この「正解のない・答えが複数ある問い」に向き合う経験が、思考の幅を大きく広げます。
家庭でも気軽にできます。例えば、「もし自分がクラスの学級委員だったら、遠足の行き先はどこにする? その理由は?」「家族旅行の計画を立てるとしたら、限られた予算でどう回る?」といった問いかけです。正解が1つではないからこそ、子どもは自由に考え、自分なりの根拠を組み立てる必要があります。
ポイントは、どんな答えが出ても「おもしろいね」「そういう考え方もあるね」と受け止めること。正解がない問いに安心して向き合える経験を積むことが、試行錯誤力や論理的思考力を育てる土壌になります。
ここまで5つの方法を紹介しましたが、すべてに取り組む必要はありません。お子さんの年齢や性格に合わせて、「今のうちの子にはこれが合いそうだな」と思うものから1つ選んでみてください。成長とともに興味も変わるので、時期を見て別のトレーニングに切り替えたり、組み合わせを変えたりするのもおすすめです。
もっと本格的に鍛えたいなら ── 思考力を育てる習い事・学びの場

家庭での取り組みは思考力の土台づくりに欠かせません。ただ、「もう少し本格的にトレーニングさせたい」「家庭の声掛けだけでは難易度の調整が難しい」と感じるタイミングも出てきます。
そんなときに選択肢になるのが、思考力を育てることに特化した習い事や学びの場です。ここでは、アプローチの異なる3つのタイプを紹介します。それぞれが鍛える力の「角度」が違うので、お子さんの興味や伸ばしたい力に合わせて検討してみてください。
思考力を育てる3つのアプローチを比較
| タイプ | 鍛えられる力 | 向いている子 |
|---|---|---|
|
算数パズル・数理教室 思考力トレーニングの王道 |
論理的思考力 空間認識力 試行錯誤力 |
考えること・競い合いが好きな子 |
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英語4技能学習 聞く・話す・読む・書くを統合 |
論理的思考力 情報整理力 |
言葉や表現に興味がある子 |
|
ロボット・プログラミング つくって試す体験型学習 |
試行錯誤力 論理的思考力 |
手を動かしてつくることが好きな子 |
※お子さまの興味や伸ばしたい力に合わせてお選びください
算数パズル・数理教室
「論理的思考力」「空間認識力」「試行錯誤力」の3つを、最もバランスよく鍛えられるのが算数パズル・数理教室です。
数や図形を使ったパズルでは、「こうかもしれない」と仮説を立てて試し、うまくいかなければ別のルートを考える。この繰り返しを自然に体験します。ドリルや問題集との違いは、「手を動かして試し、間違えて、やり直す」体験の密度にあります。
頭の中でイメージし、紙の上や教具を使って検証し、何度でも挑戦する。この一連のプロセスが、思考力と粘り強さを同時に鍛えてくれます。
特に、空間認識力は低学年のうちに伸びやすい力です。立体パズルや図形の回転・展開を繰り返し体験することで、「頭の中だけで形を操作する力」が着実に育っていきます。この力は算数の図形問題に直結するだけでなく、中学受験や将来の理数系の学びにおいても大きなアドバンテージになります。
また、対戦型のパズルや検定制度を取り入れている教室では、「友達に勝ちたい」「次の級に上がりたい」という気持ちが自然な学習モチベーションになります。「楽しいから考える、考えるから伸びる」という好循環が生まれやすいのが、算数パズル・数理教室の最大の強みです。
▶個別指導3.14のパズル道場DXでは、論理的思考力・空間認識力・試行錯誤力を含めた『仮説思考力』を体系的にトレーニングできます。
詳しくは、「パズル道場DX コース詳細ページ」をご覧ください。
英語4技能学習
思考力を鍛えるアプローチは、算数だけではありません。英語学習と聞くと「思考力」とは結びつきにくいかもしれませんが、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく鍛える学習法は、情報を受け取り、頭の中で整理し、自分の言葉で組み立て直すという一連の思考プロセスそのものです。
例えば、英語の文章を読んで内容を要約したり、自分の意見を英語で伝えようとするとき、子どもは「何を・どの順番で・どう表現するか」を瞬時に考える必要があります。これは論理的思考力と情報整理力を同時に使うトレーニングにほかなりません。
さらに、言語学習には「コミュニケーション力が同時に鍛えられる」という大きなメリットがあります。相手の話を聞き取り、意図をくみ取り、自分の考えを伝え返す──この双方向のやりとりを繰り返すことで、思考力だけでなく「人に伝える力」も自然と育っていきます。
▶ 個別指導3.14のレプトンでは、英語4技能を個別のレベル・ペースで学べます。
詳しくは、「レプトン コース詳細ページ」をご覧ください。
ロボット・プログラミング
「目的を決める → 手順を考える → 実行する → うまくいかなければ修正する」、プログラミングの学習プロセスは、試行錯誤力のトレーニングそのものです。
ロボット製作を組み合わせたプログラミング教室では、このプロセスを「自分の手でモノをつくる」体験として学べるのが特徴です。画面の中だけで完結するのではなく、実際にロボットが動く・動かないというフィードバックを目の前で受け取れるため、「なぜうまくいかなかったのか」「どう変えればいいのか」を考える力がより実感を伴って育ちます。
また、理数的な知識を「使う場面」が自然に生まれるため、算数や理科で学んだことが「こうやって役に立つのか」という気づきにつながります。手を動かすことが好きなお子さん、つくること自体に興味があるお子さんにとっては、机に向かう勉強よりも意欲的に取り組める学びの場になるはずです。
▶ 個別指導3.14のクレファスでは、ロボット製作を通じてプログラミングと理数系の知識・創造力を伸ばせます。
詳しくは、「クレファス コース詳細ページ」をご覧ください。
「考える楽しさ」を放課後に──個別指導3.14のジュニアエリートアフタースクール

画像出典:ジュニアエリートアフタースクール(個別指導3.14)
ここまで、家庭でできるトレーニングと、思考力を伸ばす3つのアプローチを紹介してきました。「うちの子に合いそうなものが見つかった」という方もいれば、「算数パズルも英語もプログラミングも気になるけれど、それぞれ別の教室に通わせるのは大変」と感じた方もいるかもしれません。
個別指導3.14が運営する「ジュニアエリートアフタースクール」は、年長から小学6年生を対象に、放課後の安心できる預かりと楽しくてためになる学びを1つの教室で提供するアフタースクールです。前章で紹介した3つのアプローチを1つの場所で体験できます。
【パズル道場DX(思考力)】
「できなくても考えた分だけ賢くなる」を合言葉に、仮説思考力と粘り強さを体系的に鍛えるプログラムです。テキストとデジタル教具を組み合わせた問題に、制限時間の中で何度も挑戦します。
普段は動画やゲームに夢中なお子さんでも、レゴやプラモデル、パズル、切り絵といった「手を動かして考える遊び」には驚くほど集中して取り組む姿が多く見られます。画面の中では「スキップ」や「やり直し」が当たり前でも、手元にある立体や図形には自分の頭と指先で向き合うしかありません。その没頭こそが、思考力が伸びる瞬間です。
パズル道場DXは、まさにこの「手を動かしながら夢中で考える」体験を、レベル別に段階を踏んで積み重ねていく仕組みです。本記事で紹介した3つの力 ── 論理的思考力・空間認識力・試行錯誤力 ── を1つのプログラムの中でバランスよく鍛えられるのが、パズル道場DXの最大の特長です。
【レプトン(英語4技能)】
「聞く・話す・読む・書く」の4技能を毎回のレッスンの中でバランスよくトレーニングします。特徴的なのは、テキストや音声教材による膨大なインプットを土台にしながら、発話・書き取りといったアウトプットまでを毎回のレッスンに組み込んでいる点です。
「聞いて終わり」「読んで終わり」ではなく、インプットした内容を自分の口と手で再現するプロセスがあるからこそ、「相手の話を理解し、自分の知識や考えを伝える」コミュニケーション力が着実に育ちます。前章で触れた「言語学習を通じてコミュニケーション力も同時に鍛えられる」という点を、まさに仕組みとして実現しているのがレプトンの学習設計です。
【クレファス(ロボット・プログラミング)】
レゴブロックを使ったロボット製作とプログラミングを通じて、「つくる→動かす→直す」の試行錯誤を繰り返します。
ブロックやものづくりが好きなお子さんにとっては、遊びの延長のような感覚で取り組めるのが大きな魅力です。ただし、ロボットを思いどおりに動かすには「なぜ動かないのか」を論理的に考え、仮説を立てて一つずつ検証していく必要があります。楽しさを入口にしながら、気づけば論理的思考力と試行錯誤力が鍛えられている ── それがクレファスの学びの特長です。
3つのコースはいずれも「教え込む」のではなく、子ども自身が手を動かし、頭を使い、試行錯誤する設計で共通しています。どのコースを選んでも、この記事で繰り返しお伝えしてきた「考える余白」を、放課後の時間の中に自然とつくることができます。
ジュニアエリートアフタースクールの利用時間は14時40分から18時までとなっており、この時間の中に、まず自習の時間が設けられています。お子さんが自分で宿題や課題に向き合い、スタッフは見守りとガイド役に徹することで、「自分でやれた」という実感を積み重ねながら学習習慣を身につけていく ── この考え方は、思考力を育てるうえで欠かせない「まず自分でやってみる」という姿勢と通じています。
利用プランは週1日(授業日のみ)、週2日(授業日+週1日)、週3日(授業日+週2日)の3つから選べ、月ごとの変更も可能です。例えば、「低学年のうちは週1日プランから始めて、慣れてきたら週2日プランに増やす」といった使い方もできます。料金はレプトンの週1日プランで月額9,740円(税込・諸費用含む)からと、放課後の預かりと習い事が一つの教室で完結することを考えると、手の届きやすい設定です。
教室は札幌市内に30あり、いずれも地下鉄やJRの駅・バス停から近い立地。冬場でも通いやすい環境が整っています。
「家庭でのトレーニングに加えて、もう一歩踏み込んだ環境を用意してあげたい」「考える楽しさを、放課後の時間で体験させてあげたい」 ── そう感じた方は、ぜひ一度チェックしてみてください
▶ジュニアエリートアフタースクール公式サイト
【コース詳細】パズル道場DX / レプトン / クレファス
よくある質問(FAQ)

小学生の思考力を鍛えることについて、保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
Q1. 思考力は何歳から鍛え始めるのがいいですか?
早ければ年長から始めることができます。特に、空間認識力は幼児期〜低学年のうちに伸びやすいとされており、この時期にパズルや積み木、ブロックなどで「手を動かしながら考える」体験を積んでおくと、その後の学習効率に大きく影響します。
ただし、思考力は何歳からでも鍛えられる力です。「もう遅いかも」と心配する必要はありません。大切なのは、お子さんが「考えるのは楽しい」と感じられる環境を用意してあげることです。
Q2. うちの子は算数が苦手ですが、パズルは楽しめますか?
算数パズルで鍛えるのは計算力ではなく「考え方」そのものです。足し算や掛け算が得意かどうかは関係なく、「こうしたらどうなるかな?」と試す力を育てるのがパズルの目的です。
ゲーム感覚で取り組めるため、算数に苦手意識のあるお子さんでも「これは楽しい」と感じるケースは多くあります。パズルを通じて「自分で考えたら解けた」という成功体験を積み重ねることで、算数そのものへの抵抗感が薄れていくことも期待できます。
Q3. 思考力を鍛えると中学受験に有利になりますか?
近年の中学入試では、知識の暗記だけでは解けない問題が増えています。初見の問題文を読み解き、その場で仮説を立てて解法を組み立てる力、まさに思考力が問われる出題です。
思考力の土台ができている子は、本格的な受験勉強に入ったときの理解のスピードや応用力に差が出やすいと言われています。受験を考えているご家庭はもちろん、現時点で予定がなくても、思考力を鍛えておくことは学びの基盤として無駄になりません。
Q4. 家庭での取り組みだけで十分ですか?
日常の声掛けや遊びを通じた取り組みは、思考力の土台づくりとして非常に有効です。ただし、家庭だけでは「段階的に難易度を上げる」「体系的にトレーニングを積む」という点に限界を感じる場面も出てきます。
お子さんが考える楽しさに目覚めてきたタイミングで、専門的な学びの場を組み合わせると、家庭でつくった土台の上にさらに力を積み上げていくことができます。家庭と習い事のどちらかではなく、両方をうまく組み合わせるのが理想的です。
まとめ
小学生の思考力は、「論理的思考力」「空間認識力」「試行錯誤力」という3つの力で構成されています。特別な才能ではなく、日々の関わり方やトレーニングの積み重ねで、どの子も着実に伸ばしていける力です。
家庭では、「なぜ?」と問いかける会話、パズルやボードゲーム、料理や買い物のお手伝いなど、今日から始められることがたくさんあります。大切なのは、すぐに答えを教えず、間違いを否定せず、お子さんが自分の頭で考える時間を守ってあげること。その積み重ねが、思考力の土台をつくっていきます。
そのうえで、「もっと本格的に鍛えたい」「体系的にステップアップさせたい」と感じたら、専門的な学びの場を組み合わせるのも有効な選択肢です。お子さんの「考えるって楽しい」という気持ちを大切にしながら、家庭での関わりと学びの場の両輪で、思考力を育てていってください。

